自殺する為に夜の葦鹿山を登っていた胡桃は、山に墜落した円盤から現れた宇宙人“沙月”と出会う。沙月は遠い星から来た調査員で、人類の善悪を調査し、その結果次第では人類を滅ぼすことになると語る。これは六畳間で共同生活することになった二人の日常系小説である。(第一部)
沙月が家から出て行って自暴自棄になった胡桃。新しく始めたバイトで出会った人々、突如訪問してきた妹の桜花、里帰りした胡桃を待っていた不思議な世界。広がっていく人間関係に当惑しながら生きることと死ぬことに飽くまで拘り続ける胡桃は何を選び何を捨てるのか。血の通った現実が永遠のモラトリアムを貫く日常系小説。(第二部)
ほのぼの 男主人公 現代 日常 青春 ホームドラマ ラブコメ エイリアン 日常系 宇宙人 自殺願望
読了時間:約699分(349,078文字)