「愚かなおまえに、真実を見せてやろう」
ひっくり返された砂時計の砂が全て落ちるまで
私は「姫」になる―
幼い頃から「姫」になるのを夢見る大学4年生、
小茂田 ゆめ (こもた ゆめ)。
有名航空会社のキャビンアテンダントになるのを夢見て就職活動中の大学4年生、
小林 麗弥(こばやし れいや)。
2人は幼い頃から仲の良い友人同士。
全くタイプの違う2人だけれど、
「夢」の実現に懸ける純粋で盲目的な想いの強さは共通であった。
さて、「夢」を実現できるのは誰なのか。
「夢」とは如何して叶えるものなのか。
—私の終着点は何処なのか。
愚かで、ファンタジーで、現実的な、夢のお話。