世界の平和を願い尽力したが、その努力も報われず自国に裏切られてしまった、ある二人の男と女がいた。
男は強力な魔術によって魔界を治める魔族長であった、真祖の吸血鬼 グレイ・ヴラド・サリヴァン。
女は慈愛と勇気を持って聖界を導く聖女であった、純白の翼を背に生やした翼人族 ソフィア。
二人は自国で起きたクーデターにより瀕死の重傷を負い、命からがら過去の"聖魔"戦争によって滅びた国の跡地へと逃げ込んだ。そこで平和を願った2人は運命の出会いを果たした―――
この物語は、平和を願い国に裏切られた二人が夫婦となり、双子の子供を拾い、子育てをしながら、世界を少しでも平和に変えようとする奮闘記である。
※初めて小説を書き始めました! 誤字脱字や文章表現のおかしい箇所が多々あると思いますが、あたたかい目で見てやってください。