神、霊、妖怪――――などの総称「異類異形(イレドレックス)」と呼ばれた存在が人間社会に紛れ込んでいる世界。
一般人はそのことを露知らず、何も変わらない日常を過ごしている現代。
異類異形(イレドレックス)と人間が見分けられる眼、「異眼(サードアイ)」を持つ少年、春野 夜神(はるの やがみ)は「月夜見アシスタンス」というなんでも屋を学園に通いながらも営んでいた。近所のおばあちゃんの話し相手。迷子のペットの捜索など、友人の刀御巫 殺子(とうみかなぎ さつこ)曰く「地味な依頼」をこなしてきた。
だが、無口でミステリアスな美少女、クリスとの出会いで夜神たちは世界の裏側へと足を踏み入れていく。