作品一覧全3件
連載 61エピソード
たった一人で魔王を倒した最強の魔術師――エリオ・ルーングレイス。 “英雄”と讃えられた彼の存在により人間と魔族との間に勃発した“魔絶戦争”が終結し、世界に平和が訪れた。 しかし、エリオは突如として王国を裏切り、王城に火を放つ。 何故“英雄”がそのようなことをしたのか、それは誰にも分からない。 ただ誰もが彼を讃えることをやめ、恐怖するようになった。 この日を境にエリオは“英雄”ではなく“大罪人”となった。 そんな英雄の反乱から、五年の歳月が流れた。 表舞台から姿を消した“大罪人”エリオはアイオン森林地帯に身を隠しながら静かに過ごしていた。 ある日、いつも通り森の中で過ごしていたエリオは、魔王軍が残していった魔界の魔物に追われていた少女を助ける。 少女はエリオを“大罪人”だと気づくと、恐れるわけでも軽蔑するわけでもなく―― 「わたくしを、誘拐してくださいまし!」 ――どういうわけか、目を輝かせながら土下座したのであった。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2023年09月23日
男主人公 人外 ボクっ娘 主人公最強 魔法 魔族 読了時間:約324分(161,905文字)
連載 完結済 38エピソード
伯爵貴族エーデリック家の次男であるハエンには剣の才能も魔法の才能もなく、兄であり現当主であるアスタルから「無能」と蔑まれていた。 ある日、ハエンは兄から突然エーデリック家からの追放を言い渡される。理由は「無能がいるだけで家名に傷がつく」というものだった。 最後のチャンスとして自分との一対一の試合に勝てば考え直すと告げられるが、王国でも屈指の剣才を持つ兄との実力差は明白。 勝てるはずないと絶望するハエンは、試合までの少ない時を唯一心を許せる友と過ごす。 その友とは、エーデリック家の家宝である古代遺物“風神剣ウィンダール”――ハエンにしか聞こえない言葉を話す剣だった。 兄に内緒で“フウ”と名付けた友と最後の時を過ごすハエン。 ほとんど諦めていたハエンにも可能性があるとすれば一つ。「無能」である彼が生まれつき持っていた唯一の力――〈精霊回帰〉である。 しかし、それはハエン自身ですら扱い方が分からないという重大な欠陥を抱えていた。 その力が兄との試合でついに開花――するはずもなく、あっけなく敗れたハエンは友に最後の別れを告げる。 その際に〈精霊回帰〉を使ってくれと頼まれ、言われるがままに技能を発動するハエン。 すると、信じられない出来事が起こる。 剣だったはずの友が、どういう訳か少女の姿になったのだ。 呆気に取られるハエンは少女に手を引かれるかたちで、屋敷の外に飛び出すのだった。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2022年02月07日
男主人公 冒険者 ボクっ娘 主人公非最強 精霊 魔族 読了時間:約259分(129,342文字)
連載 49エピソード
「きっと素敵な世界が待っていることでしょう……。そんな世界を、またわたくしと一緒に歩いてくれますか……?」 「……あぁ、もちろん」 魔王の自爆に巻き込まれたノアは、仲間であるレントローゼとの最期の約束を交わし、共にその生涯を終える。 それから五百年――。 魔王の自爆によって終結した戦いが“魔王大戦”と名付けられ、魔王に立ち向かった五人の英雄達が【五英雄】と呼ばれるようになり、遥か昔の伝説として語り継がれるようになっていた、そんな時代。 辺境の町で冒険者として過ごしていた青年――アルスは、子供の時から不可思議な夢を見るようになった。 それは、自分が五英雄の一人――【勇者】ノアとなり最期を迎える夢。 何故そんな夢を見るのか、原因は何も分からないままいつも通り依頼をこなしていたアルスは、依頼中に陥ったピンチをきっかけに自分の前世が【勇者】ノアであったことを思い出す。 しかしその英雄の力までは受け継がれておらず、もはや絶体絶命かと思われたその時――。 アルスは一人の少女と出会う。 「――やっと見つけたよ、ノア!」
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー] R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年12月27日
男主人公 冒険者 剣と魔法 主人公非最強 仲間 転生 ボクっ娘 読了時間:約291分(145,179文字)