高校二年生の男子生徒、王子日馬(オウジヒマ)。彼は普通の人間だった。
だが、彼は普通の日常に生き続けることに疑問を感じていた。いつも通りに流れる日常。何も変わらない自分。そこに憤りを感じ、悩んでいたが世界は何も変わらない。
そんな日々を送る中で日馬は一つの夢を見る。その夢の中で彼には意識があり、自分が夢だと気付ける明晰夢だった。そんなときに彼に言葉が告げられる。その声がいうにはこの夢を見ている選ばれた人間にそれぞれ異なる能力を与えるという話。更にその能力を使って他の能力者と対峙し、勝ち残った者に望みを叶える権利を与えるというバトルロイヤルを開催するということだった。