東、西、南、北、中央——五つの浮遊大陸から成るエル・ランド大陸群には数多の国々が林立し、同時に「教団」と呼ばれる組織が女神の名の下に統治を敷いていた。千年以上の時が流れ、利益と野望に導かれた暗流が信仰の紋章の下で蠢き始める。戦争の主力である巨大人型兵器KGを駆る騎士たち、そして彼らを補佐する特殊能力を持つ人造人間の少女「レアリアン」たちは、例外なくこの変革の渦に巻き込まれていく。
一つの始まりを告げる奇襲。
男性の記憶を保ったまま目覚めたレアリアンの少女。
死の静寂を渇望しながらも生命の新奇に憧れ、自らの宿命を拒み続けながら信仰と権力の嵐眼へと押しやられていく。
復讐、探求、逃避、救済——
果てしない旅路に生命の真実はあるのか?
星屑へと伸ばした手は、平面世界の果てを越え、群星宇宙の頂へと届く声となり得るのか?
天を穿つ祈りの詩は、第三千紀末の輝きと感動を紡ぎ出す——
HJ大賞6 ネトコン13 集英社小説大賞6 123大賞6 スピアノベルス大賞1 パッシュ大賞 アイリスIF7大賞 アイデジIR大賞 シリアス 女主人公 群像劇 冒険 恋愛 ファンタジー TS
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