「世界は終焉を迎えようとしている」かに思えた。
ウイルス、戦争、自然災害、寒冷化、多くの災いから未来を救ったのは仮想世界の存在であった。
はじめはゲームとして世に出されたファンタジーの世界だったが、そこへ移り住む計画が進行する。
さまざまな思惑を受けて計画は歪んで行き、世界の主導権を賭けた戦いに発展していくのだった。
一方、丸夫から頼まれてゲームに参加していたコナタだったが、現実世界と切り離されようとしている仮想世界に送り込まれてしまう。
仮想世界に住まわされている人工知能に自由意志を与えた存在〈NPC〉や仮想世界に閉じ込められた〈プレイヤー〉と出逢い、想いを重ねることでコナタは『生きる』という意味に向き合っていく。
仮想世界と現実世界。2つの世界が交わる時、新たな物語が生まれようとしていた。
作品情報
ハイファンタジー[ファンタジー]
残酷な描写あり
最終更新日:2020年11月30日
オリジナル戦記 伝奇 人工知能 VRMMO シリアス 群像劇 仮想世界 世界の終焉
読了時間:約171分(85,171文字)