私は魔女だ。
だが魔女といっても私はお姫様に死ぬような呪いをかけたり、その呪いを眠りに緩和したりはしないし、キラキラ光るステッキを持って呪文を唱えたり、黒猫と話しながらデッキブラシで空を飛んだりももちろんしない。
ちょっとだけ不思議な力がある魔女の、身分差に悩んだり、記憶を失くした恋人に泣いたり、それでも2人で手を取り合って魔王を倒したり……しません。純愛なんだけど…そう言い切るには不安がある恋の物語です。
身分差 ラブコメ ほのぼの 女主人公 西洋 ハッピーエンド アイリス大賞5
読了時間:約44分(21,810文字)