作品一覧全5件
連載 6エピソード
『あの頃の僕たちは、一体何を食べて生きていたんだろう。思い出そうとしても、食事をしているシーンが浮かばないのだ。だから僕はこう思う。きっとかすみを食べて生きていたんだろうと』  売れない営業マンの浮き沈みの大きい、とはいえ総じて言ってしまえば底辺層の貧困生活。昭和から平成に向かうあの時代を、若さというエネルギーだけを元手に、哀しくも逞しく、そして面白おかしく生きていた私と友人の回顧録です。  いつか書きたいと思っていた題材でしたが、なかなか手がつきませんでした。記憶の糸を辿りながら、ゆっくりと仕上げていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2019年10月15日
日常 青春 私小説 ホームドラマ 昭和 平成 貧困 現代 暢気 悲哀 友情 恋愛 ほのぼの 男主人公 読了時間:約19分(9,084文字)
短編
長女が生まれた日のエッセイです。
作品情報
エッセイ[その他]
最終更新日:2019年08月16日
日常 ホームドラマ ノンフィクション ほのぼの 現代 エッセイ 長女誕生 酔っぱらい 警官 産婦人科 読了時間:約2分(694文字)
連載 完結済 2エピソード
 僕は小学校4年生。新一年生で僕たちの通学班に入ってきたコイケ君は、幼少時の病気の影響で、ちょっとどもりがあって、足をひきずって歩く男の子です。でもコイケ君はいつもニコニコしていて、そして自分の出来ることを一生懸命にやる子でした。  今年の秋の大運動会は、毎年負けてばかりだった地区対抗リレーで、アッと言わせる秘密兵器を得た僕たちは、夏休み返上で特訓をはじめました。コイケ君も足をひきずり、ズックに何度も穴を開けながらも毎日練習に来ていました。  ごく普通の小学校の、砂煙のあがるグランドで起こった小さなキセキ。そのキセキに遭遇した僕が流した涙の理由を、読者の皆様と一緒に共有出来たらなと、思います。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2019年07月27日
日常 青春 小学校 運動会 リレー 通学班 病気 穴の開いた靴 夏休み 地区対抗 読了時間:約7分(3,431文字)
短編
 ちょっとはぐれてしまっている感じで仕事をしている3人のワーカーの話を元に、『仕事』って何だろう、『幸せ』ってなんだろうを考えてみたエッセイです。  二人目のケースのBさんは小説『ティッシュの花』の主人公のハナサキさんです。ご興味が湧きましたら是非本編もお目通しいただけると嬉しいです。
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エッセイ[その他]
最終更新日:2019年07月22日
日常 シリアス 男主人公 和風 現代 職業もの 仕事 幸せ 生きる 生きがい 定年 日雇い派遣 読了時間:約4分(1,553文字)
短編
家族に最も金の掛かる40代での転職に失敗した中年お父さんの、再生に挑む転職活動日記小説です。 語り手は、新卒で入社した会社に20年以上勤めましたが、「何となく」という極めて曖昧な理由で40歳を過ぎて転職をします。この安易な選択はあっけなく失敗に終わり、おまけに自信のあった精神と肉体にも翳りが生じ、絶対に罹らないと思っていた「うつ病」を発症してしまいます。 就活には超逆風のリーマンショックという時代背景の中で、お金も身体も精神もギリギリの状態から、もう一度新たな道を切り拓かんと奮闘する日々を日記に綴ります。面接に辿り着くことも難しい就活の進捗、生活の足しにとはじめた日雇い派遣の仕事で学んだこと、そして日に日に生活が苦しくなっていく中での家族との交流など、実に日常的で他愛のない話ばかりを、時間の流れに沿って克明に描く中で、「仕事」や「家族」、そして「生きる」ということについて真正面から掘り下げていきます。
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ヒューマンドラマ[文芸]
最終更新日:2019年07月20日
日常 私小説 ホームドラマ ESN大賞3 男主人公 就職活動 平成 現代 職業もの 日雇い派遣 リーマンショック 家族 日記 読了時間:約34分(16,597文字)