我々の全く知らない、あるひとつの世界。
その世界には大陸と海があり、そこでは人間や吸血鬼等といった12の異なる種族とそれらが構成する多くの体制の国々や諸邦が絶えず共生し、そして争ってきた。
4大陸のひとつである北西大陸の東端に位置する
ヴェロキア連合帝国は、7つの国とそれを取り巻く諸邦、そしてそこに暮らす6つの種族を抱え込む大帝国である。かつて6種族は互いに覇権を争っていたが、他大陸の国々がこれに漬け込んで北西大陸の諸国を侵略しようとした。これに危機を感じた諸種族は1人の皇帝の下で互いが協力し合う連合帝国を15年前に形成することでこれに対抗することとなった。
19歳にしてヴェロキア連合帝国軍の将軍にまで上り詰めたレイド・リューベックは類稀なる"魔術"の使い手であり、帝国内に15人しか存在しない聖魔術騎士の称号を持つ1人だった。
ある日レイドは帝国参謀本部から、15人の騎士を結集させた"聖魔術騎士団"の結成と指揮を命じられる。
帝国内で未だ対立する諸種族、揺れ動く大国の思惑…
様々な問題に衝突していく中で、騎士団は種族を超えて協力し、後に伝説となる冒険を繰り広げていくこととなる…。
"煙の晴れぬ素敵な世界で、「伝説」と呼ばれる者たちは凱旋する…"