今から８０年ほど前、ヨーロッパから始まった第二次世界大戦は各地を焦土に変えながら大陸中に広まっていった。 　連勝を重ねるドイツ軍は西方への侵略を進め、遂には大国フランスを破りイギリス海峡に達する。 　目の前に横たわる狭い海峡の先には小国のイギリスだけ、おそらくドイツは大陸の西を制したついで程度にしか思っていなかったかもしれない。国力においても物量においてもその島国よりも優っていたのだから。 　対して海峡を死守するべく防衛体制を整えていたイギリス。そのとある街の臨時基地に英国屈指のパイロットと天才エンジニアがやって来る。かくして、第二次大戦で最大の空中戦、バトル・オブ・ブリテンが始まる。 　※この小説は史実を元にしたフィクションです。実在する国、地名、団体、兵器などが実名で登場いたします。更に物語のために史実を多少歪めておりますが、あくまで個人の趣味で書かれたフィクションとして御容赦下さい。

この小説は以前投稿していた『バウンド』の改筆版となります。 少し思うところも有り、数えきれない修正と、加筆によって読み応えも増していると思います。 時間つぶしにお試しください。 ーあらすじー 　それはいつかの中世のどこかのヨーロッパ…そして悪しき人非人と誅戮の主役とされ『魔女』と呼ばれた彼女たち。 　常に脅かされながらも、密やかに、ただ真っ直ぐに生きようとする彼女達の過酷な人生を覗き見る。 　ささやかに幸福と自由と愛を求め続け、血を流しあい、涙を飲み込み、気高い生きざまを綴ったダークファンタジーです。

　本作品はboundのサイドストーリーとなります。 　創作ロスの解消目的と鍛錬のためにぽつりぽつりと描き始めました。 　主役は寡黙でいつも我慢している感じのあの人！ その生涯をざっくりと短編で描いていきます。 　この作品を通じて本編にも興味を持っていただければ嬉しいです。 　不定期で随時更新となります。