歴史だけはある国の由緒正しい王女は、己の誤った判断で嫁いだ大国から逃げ出す。美しい自分に優しかった父王も、ほめそやしてくれた母も、自分をあたたかく迎え入れてくれると信じ切りながら。
彼女を迎え入れたのは冷徹な目をした為政者である父。
そして彼女は、あっけなく甘やかしてきた周囲からはがされ、隔離されていった。そこには、彼女のことを全くほめたことなどない、大嫌いで冷たい王子の従者が待ち構えていた。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
残酷な描写あり
最終更新日:2024年10月24日
シリアス 女主人公 西洋 王女 後悔 従者 メリーバッドエンド 傲慢なものの再生
読了時間:約44分(21,773文字)