大きな戦争があり、疲弊した国々が休戦協定を結んだことで仮初の平和が訪れ、この世界はポストアポカリプスと呼ばれる荒廃世界となった。
先の戦争で莫大な死者や大規模な地形破壊を起こした兵器である『葬式』は着飾った少年少女のカタチをしていた。そんな、『葬式』は不安定な出力故にパートナーを必要とする。
戦争が終わり、最後に製造された『葬式』である聖葬のマスターとして選ばれた青年エヴァン・ロイスランドは戦争終結により不要になった『葬式』等の兵器を回収することを命じられた。
かくして、大規模戦争を生き延びた落ちこぼれ兵士は戦争を知らない兵器を殺す兵器と出会う。
荒廃する世界で、どこか死に呪われていた彼らの旅路を記す。
これはその、始まりの一ページ。