柊舞琴は高校受験の時に筆箱を忘れてしまい、隣の席に座っていた滝蓮太郎に助けられた。
舞琴は彼の親切心に惹かれて惚れてしまった。
蓮太郎のおかげで舞琴は無事に合格することができた。
そんなある日、舞琴はショッピングモールを歩いていたらたまたま蓮太郎を見つけて彼がクール系が好きであるという話を聞いた。
舞琴は少しでも彼の気を引くために自分なりにクール系を研究して高校デビューをした。
舞琴は運が良く、蓮太郎と同じクラスで隣の席となる。
「おはよう滝くん」
「うん、おはよう」
だが、入学して3ヶ月。クール系の舞琴に蓮太郎はときめくこともなく挨拶するだけでの関係。
その関係に焦りを覚えた舞琴だった。
そんなある日、舞琴と蓮太郎は急接近を果たすことになった。
そこで判明したのだ。
蓮太郎はクール系が好みでなく、普通であると。学校生活での3ヶ月は舞琴の独りよがりであったことを。
この物語はそんな行き違い、思い違いより発生したラブコメディである。