16歳、高校1年生になったばかりの藤城雅臣は訳あって東京から名古屋へ引越してきた。
仕方がなく山王学園に入ったが通う意味を未だ見出せていない。
入学式、学園前まで来ても気乗りせずそのまま帰ろうとした瞬間、聞こえてくる喧騒につい足を止めてしまう。
そこにいたのは同級生の2人組。
何かと騒々しい小柄な柊夕太。
態度も口も最高に悪い蓮池楓。
この出会いが、自分の運命を大きく変える事になるとも知らずに______
そんなある日。
雅臣は夕太が発案したサークルに人数が足りないからと無理やり名前だけ貸すことになってしまう。
嫌々ながら参加させられるも、雅臣はそこで出会った4人の先輩を通じて自身の人との関わり方や考え方を思いがけず見直す事となる。
生きることにままならない子ども達は、山王学園高等部で出会う人々の価値観に触れ傷つきながら自分の心を整理する。
「言葉にしないと伝わらないだろ……!!」
言いたいことが言えるように。
自分の言葉で伝えられるように。
自分の考えを理解し、理解されるまでの成長物語。
※アルファポリス、エブリスタにも掲載中
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