フェアリ村の青年アルトは、大好きだった姉アリアを救うために、毎日薬師の森と呼ばれる大森林に薬草を探しに出掛けていた。
同級生達からは姉を見捨てて逃げた男として罵声を浴びせられ、時に殴られながらも、アルトは天候が悪かろうと、体調が悪かろうと毎日足繁く森を探索する。
ある日のこと、アルトは作業に没頭し、気づけば森の奥深くまで進みすぎてしまい、そこで物語に出てくる万能薬の材料とさせた花に良く似た物を見つけたが、程なくして魔物に見付かってしまう。
アルトは精一杯戦い、怪我を追いながらも花を採取することに成功するも、頭上より青い鳥がアルトに突撃してきて、そのまま気を失った。
次に目覚めたのは、近郊の町にある貴族の別邸。
そこで、アルトはクルルという名の少女から、寝ている間に守護騎士の仮契約を結んだと聞かされ、無理やり王都の高等学校へと入学させられることになった。