高校生の主人公、未来 郁雄≪みらい いくお≫は幼馴染の神野 咲瑚≪しんの しょうこ≫と高校に通っていた。
しかし、ある日のこと高校内に一人の・・・いや『それ』は人間ではなかった。
それは、干からびた人間の死体が牙を出して襲いかかってきたのだ。
『それ』に噛まれた者は人ではなくなり、『それ』になり仲間を増やしていったのだ。
そして始まる、『それ』になりたくない皆は走ってそして皆『それ』になってしまったのだ・・・。
なんとか逃げ出した郁雄と咲瑚は学校の裏手へと逃げることができたが、そこにも『それ』が回っていて追いつめられるが・・・。
そこに現れたのは女性だった。
その人は一瞬で『それ』に囲まれていた状況を突破したのだ。
じゃあ、私の名前は不治林 リョカ≪ふじばやし りょか≫職業:魔術師と答えた。最初、二人はついていけない説明だったが後に『それ』の正体を知った二人に魔術師リョカがある質問をする。
「この先は地獄が待っている・・・そこに人がいるか『それ』がいるかわからないこの世界か外の『それ』が少ない世界か? どちらか選べ」
運命を選ぶ、それが君達を待っている。