軟禁生活をこじらせ引きこもりオタクと化した王女、フィールーン。
異形の怪物にさらわれた彼女を助けたのは――人づきあいが苦手で寡黙な木こりの青年、セイル。
青年の身体がまとう鱗と翼を見たフィールーンは、彼もまた“異形”の者――その昔、ヒトと竜によって討たれた悪の種族、『竜人』であると気づく。
しかしセイルの竜人姿を見た王女は恐れるどころか、涙を浮かべて呟いた。
「私“だけ”じゃ、なかった……!」
木こりと王女。
これは本来出会うはずもない身分のふたりが、崩れはじめた世界の危機を
「わ、私たちなんかに、世界が救えるの……でしょうか?」
「知らん。オレに訊くな」
……救ったりするはずの物語。
*
・男女タブル主人公で進行するファンタジーです。アクション、バトル、人外生物、魔法なんかがいっぱい出てきます。シリアスもコメディもほっこりも諦めない。
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