五回にわたる大量絶滅、ペストの流行、産業革命、第二次世界大戦…これらの社会の大規模な変化は「崩壊」と呼ばれ、原因不明のエネルギーが充満すると起こることが判明した。
西暦3076年、突如現れた謎の存在「崩壊獣」による「大崩壊」が起こり、死者行方不明者は一億人以上に上った
事件から千年が経つ今でも、崩壊獣は未だに不定期に出現し、崩壊に匹敵する量が出現することも何度かあった。
崩壊を引き起こす「崩壊エネルギー」の解析は進まなかったが、それを空気中から取り込み、次々消費することで崩壊獣と戦闘する装備が開発された。
その装備には肉体へのダメージを減らす機構があったが、代わりに負荷が存在し、その負荷はダメージを軽減するほどに大きくなってしまった。
そのため、装備の適合者を選別するために、崩壊エネルギーを圧縮した「ネビュラガス」を吸引し、どの段階の濃度まで耐えられるか、でハザードレベルという数値てランク分けされた。
そして、ハザードレベル3.0以上の者が装備を使うことができ、なぜか女性ばかりだったため「戦乙女(ヴァルキリー)」と呼称された。
戦乙女達は今日も崩壊獣と戦っている。
これは、望まれぬ命を得た少年の悲劇と喜劇の物語である
※この作品はさまざまな作品から影響を受けています。なので、所々パクりなところや、原作を知っていると設定を勝手に変えていることに気づかれるかもしれません。暖かい目で見守ってください