数少ない魔法学校の一つ、男子校『マジカルガーデン』に新任教師がやってくる。 どうにも訳ありな感じのその新任教師と、一癖も二癖もある少年達の邂逅が始まった。 これはその面倒くさがりな新任教師がなんだかんだと少年達と関わりをもっていくお話である。

　王宮の騎士として勤めているノエル・カーターには幼少の頃からの夢がある。 　それは、サンタクロースになりたいという夢。 　どうしたらサンタクロースになれるのかと思っていた矢先、サンタクロースにならないかという勧誘を受け、一もニもなく引き受けたノエルは、サンタクロースの真実を知ることとなる。 　これは、サンタクロースになる為に頑張る青年の話である。(ただし、恋愛もちょっと含む〉。

真斗はテニスクラブの帰り道、電車で一人の少女の奇怪な行動に気が付く。その少女は立ったまま器用に寝ているかと思いきや、電車の揺れには勝てずに思い切り頭を強打していたのである。 立ったまま寝てはぶつけ、立ったまま寝てはぶつけ…を繰り返す間抜けな少女とはクラブの帰り道の度に見かけ続けて・・・？ これはとある車両での小さな物語――――

エヴァリーナは同じ生徒会仲間のティートより、この世界が繰り返されているという話を聞く。 そして彼に手を差し伸べて、己もまたその繰り返される世界の中に記憶もちとして過ごすことを選んだ。 これは、彼女達がその原因を追究しながら、時の繰り返しをとめようとするお話。

一つ上の先輩と付き合っている智花。 一世一代の告白をしてＯＫをもらったものの、その先輩は智花に友人たちに向けているような笑顔を向けることがない。 何か違う、と不満、不安に思った智花は先輩に向かってとうとう感情を爆発させるのだが・・・？

その日、私は失恋した。 好きな人に別れをきりだされて、本当は嫌だったのにそれを了承してしまう。 一人きりになって大泣きする私を慰めてくれたのは、幼馴染の男子で………？

私には幼馴染みがいる。 物心つく時からずっと一緒に育ってきた幼馴染みは私よりも一歳年下の男の子。 その幼馴染みは、私のことを姉と呼ぶ。 これは、その幼馴染に恋をしている中学生の女の子のとあるお話。

魔術師の学園に通っていたアスナは、ある日罪をつきつけられる。 「聖女を偽った罪だ」と。 どうやら聖女になった妹がやらかしたのだと理解したが、あれよあれよという間に断罪の日を迎え、崖へと身を落とす。 だが死を覚悟していたアスナが目を覚ますと、そこはアスナの知らない世界で…？

　その存在は表の世界に明るみに存在してはいないが、希少な噂として囁かれている。またある程度の地位を持つ者にとってその存在は確かなもので、その存在の名前を聞くだけで敬意や畏怖すら覚える者がほとんどである。 　その存在とは、特殊能力者を寄せ集めた会社。 　あらゆるスペシャリストからなるその会社は特殊任務専門の仕事を請け負い、社会において偉大な地位にあるといえる。 　その会社を人はこう呼ぶ。 　――――『Special Duty Contractor』――通称、『SDC』と。 　これは、SDCがある事件を解決するお話である。

ある朝起きたら、自分が自分じゃなくなっていた。 知らない姿、知らない環境に戸惑うかと思いきや、少女は大喜びをする。 「やったわ！　あの生活からさようならよー！！」と。 願っていた生活をうきうきと過ごし続ける少女だったが……？