享年八十二歳。
俺の肉体が活動を終えた。
しかし、魂はまだ終わらない。“お悔やみ係”の少女が言うには、お悔やみの間を体験しなければいけないという決まりがあるらしい。お悔やみの間とは、俺に対する恨みの過去があつまっている空間らしい。物騒な話だが、その恨みを追体験しないと、死後の魂が集う場所へ行けないと少女は言う。気は進まないが、やるしかないか。
--一人の男が人生を清算する物語です。--
※人、動物への暴力描写があります。
※流産する描写があります。
以上が苦手な方は、ご覧にならないようにお願いいたします。
作品情報
ヒューマンドラマ[文芸]
R15残酷な描写あり
最終更新日:2020年06月21日
シリアス 男主人公 現代 死後の世界
読了時間:約59分(29,024文字)