人見知りの一人の少女が入った学園は、表側は高校。果たして裏側とは。
一見普通の生活から、少しずつ崩れていくことに気付かぬ内に時は過ぎていく。
時代は身体科学、遺伝学、脳科学等のバイオテクノロジーが発展した西暦2100年前後。
世界では様々な論議が飛び交い、国々は「核兵器」を手放した。これで第三次世界大戦は回避された……
わけないだろう。
人が、国が、武器がなくなったからと言って
争いをやめられるだろうか。
答えは「否」だ。
科学が発達したことにより、それで説明出来ないものが段々と浮き彫りになった。「妖」の存在である。人々は恐れた、自分達の理解できぬものが現実となって近付いていることを。しかし、それさえも利用しようとするのが人間という生物らしい。
彼らは自らの築き上げたもので自らの首を締め付ける。
けれどそれに気付くのはもう遅かった。
そんななかで生きる彼女らの物語は葛藤で満ち溢れる。
-人間として扱われる者-
-動物として扱われる者-
そして、何者としても扱われない者。
《語彙力、表現力が足りなかったりします。その時はアドバイスを頂けると嬉しいです。》