かつて世界の種族は平和と調和で保たれていた。しかし大陸にある世界樹ユグドラシルから発生した謎の魔物・・・後のモンスターの発生と共にレイズディード魔族王国が近隣との王国と戦争が始まってしまった。 　時が立ち、戦争は治まるがモンスターの発生が再び起き始め各国内で暗雲が立ち込めていた。そんな中エルド国で産まれた第二王子ハルトは国王の父と女王である母によって愛情をもって育っていた。 ハルトが12歳を迎え国民や貴族から祝われた後国王である父から兄と弟に話したい事があると言われた。不思議に思いつつ、ハルトは王の間へと向かった…

世界大樹ユグドラシルから出来た世界。大陸ごとに人種が別れて生活はしていたが絆がとても深く、問題が何かあった時はお互いに助け合って暮らしていた…。しかし、ある時モンスターが出現し、東大陸の人々が生命の危機まで陥った。モンスターは見た目等が南大陸の魔族に似ていることで東と南で戦争が勃発し、戦火が他の大陸にも広がったことから世界中が荒んでしまった。 それからしばらく経った後…荒んだ大陸は回復したが絆は崩壊したままであった。これは、ある1人の魔族の女性が出会った人族の少年が送る物語。