出来のいい弟をもつと苦労する。たとえば、母親は弟ばかり可愛がる。たとえば、祖母は弟ばかり褒める。たとえば、想い人は僕じゃなく弟に心を奪われる。出来のいい弟をもつと苦労する。そして出来の悪すぎる自分をもつのも苦労する。でも、それでも、・・・あなたは僕が良いと言う。僕が、僕が良いと、そう言うんだ。

無意味が嫌いな俺は、恋をすることによって、いつも無意味な時間を送っている気がする。恋人の行動、言動一つで苛ついたりムカついたり嬉しくなったり楽しくなったり喜んだり悲しくなったり悔しくなったり・・・。それらの感情全部、相手に伝わってなかったら所詮無意味だ。無意味が嫌いな俺。それでもその恋人を手放そうとは思えない俺。まぁ、いつかはその感情全部相手に伝わる日がくるかもしれないし。苛々しながら、気長に待つことにしよう。

頭の弱い少年が、精一杯、大好きな人へ贈った、愛の言葉。