レガーリア王国最後の君主となったイルファールス王の御代。 国と民の安寧のために奔走した「愛国の王女」がいた。 既刊同人誌より改定。

　生き長らえるために……！ 　生まれ落ちた直後に、母の手によって性の象徴を奪われ、否応なしに王女としての日々を強いられた一人の少年がいた。 　義母の悋気によって不遇な生活を余儀なくされ続けた彼はやがて、隣国の皇帝より求婚される。 自サイトより転載。

明確な言葉ではなかった。 けれど、訴える想いは日々強くなるばかりで、叶希望（かのうのぞみ）の心の揺れ動きもそれに比例して行く。 召喚に応え世界を乗り越えた彼は、多くの人々より歓迎される。 ただ一人、夫となるべき運命の男を例外として……。 自サイトより転載。