かつて巨大な1つの国が支配していた大陸、ユニティ大陸。しかし巨大な国が崩壊したことにより戦乱が続くようになり、世から「烈国大陸」と評されるまでになる。戦乱は4度の大戦を経て、100年間もの続き、今なお三国が覇を競い、武術・魔術・技術を用いて戦争が勃発し、血と涙が流れる戦乱の世のままであった。
樹海深くの村に祖父と暮らす少年シリュウは、かつて戦乱の中で故郷の町が焼き滅ぼされたことから、自らがこの戦乱を終わらすことを決意する。
シリュウはかつて国の英雄であった祖父から槍の武術を鍛えてもらい、かつて故郷を滅ぼされた無力感から修業に励み、16歳にして達人の域にまで達していた。そして16歳になってすぐに戦乱を終わらせる方法を模索するため、旅に出る。
旅の途中で、武に覚えがあるお転婆な名家の令嬢に出会い、シリュウの運命は大きく動き出す。
この戦乱の世で自分に何ができるか、そしてこの大陸の戦乱が終わらないのはなぜかを模索するシリュウ。祖父から受け継いだ槍の腕を頼りに、国を代表する名士に成り上がり、烈国大陸を駆け抜けていく少年の立身出世の物語