【二部完結】
これは、人と神の数奇な物語。
空に開いた穴、スカイホール。溢れ出した異世界が侵食し、世界のあり方を歪めていった。
人類は太平洋に人工島『アーク』を建造、数億の人類が集められ世界を取り戻す最前線として活動していた。
日本列島奪還作戦、その先駆けとして調査に乗り出した人類は東雲冬樹(しののめふゆき)を筆頭にかつて東京と呼ばれた街に降り立つ。
しかし、スカイホールは再び開かれた。
息を飲む間もなく、東京は凍土と化し世界の侵食が始まる。そして、異世界の人類による侵略すら始まった。
絶望が触れるその時、白髪赤眼の神は姿を晒す。
これは、人に憧れた神様と、神の如き力を振るう人間達の、再生と破滅の物語。