平和は訪れる。
昔むかしあるところに、他人の家に火を放ってばかりの無法者がおりました。
あるとき、無法者は、誰とも知らぬ少年に話しかけました。
「坊っちゃん、本当の火を見たことあるかイ」
火ってのは、人を染める。あるときパッと立ったら、気づいたときには何も残っちゃいない。
だがな、火ってのは、平和だよ。
理由が知りたいかイ、坊っちゃん。
これは、実際にある事件や人物とは関係がありません。また、作中に出てくる行動を扇動する目的はありません。フィクションとしてお楽しみください。
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