レオン・バークスは、国が組織する騎士団の部隊副隊長を務めていた。
やればできるけど、めんどくさいからなるべくやりたくない、そんな生活を送っていた彼だが、ある日、領内に現れた魔王を仲間の騎士たちとともに討伐する。
その魔王の拠点を捜索していると、1つの壁画を見つける。
それは、魔物に知恵と知識を授け亜人とする秘術に関するもの。
レオンは、壁画の内容を研究し、ついに亜人化の術を完成させる。
討伐対象の魔物を亜人にし、従えることで、快適に暮らしていたとき、再び領内に魔人が現れた。
現場に急行した彼は、一目で、その魔人に心を奪われてしまう。
しかし、彼女と添い遂げる条件として提示された内容は、自身が魔王となり、魔物を従え、領地を拡大するというものだった。
魔王になるため、魔物と戦い、かつての友であった人間たちと戦い、魔王と戦う。
戦いの果て、レオンは魔王に成り上がることができるのだろうか。
ここから、彼の魔王への成り上がりの物語が始まる。