男の生と性の悩みを描く長編。
カウンセラーの本田は先輩である藤原の自殺を後悔していた。15回目の命日、自殺現場である橋に花が手向けられていることをきっかけに、本田は藤原の自殺の原因を突き止めることにする。
高校生のケイタは家族とはうまくいかず、学校にもなじめず、孤独な生活をしていた。そんな折、ケイタは家庭教師の白石に出会う。ケイタは白石の美貌に惹かれてしまう。しかし、白石には男の影がつきまとう。ケイタは男の影におびえながら、白石に対する恋心を募らせる。けれども、ケイタは自分が恋愛ではなく、たんに発情していることを知る。
中学生のアカネは周囲の男たちの言動によって、男性不信に陥っていく。しかし、アカネは自分の容姿に磨きかけていき、男を翻弄する術を身につけていく。
本田、ケイタ、アカネといった三者の出来事が重なった時、恐ろしい悲劇が明らかとなる。
note、ノベルアップ、アルファポリス、カクヨムにも投稿しています。
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