エーテルに満ちた大宇宙。
星間警察も、宇宙軍さえも恐れぬ太陽系の悪党どもが、その名を聞けば震えあがる。
赤毛の死神。灰の目。そして、銀の右腕。数々の異名を持つ、その男。
彼の〈銀の弾丸〉号を目にしたが最後、襲う側も、襲われる側も、もれなく不幸にする男。
数々の難事件をその場の勢いで解決し、それに倍する騒動を不注意で起こす男。
彼の名はガンマ。
だが人は彼を、キャプテン・ノーフューチャーと呼ぶ!
アラフォーのバイク中年ガンマは、ツーリング中の事故で記憶の一部と右腕を失って異世界に迷い込む。
そこで偶然出会った流体金属の精霊・メルを右腕に、成り行きで機械修理工となったガンマ。
アクの強い隣人に囲まれて、彼らは奇妙で賑やかな共同生活を送っていたが…
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ファンタジー的な世界観に古典SF要素をドボンと投入し、強引な設定と男子のロマンあふれる下ネタで同世代のハートをがっちりキャッチできたらいいなあ…というスイーツドリームで書いてます。いいんです。