ひと月ほど前とある家で起きた殺人事件。五人家族のうち生きているのはそこの高校生の娘、北条皐月だけだった。発見された姿は血まみれ。その手に握られているのは包丁。ここから犯人は皐月だと推測されたが、当の本人は事件のことは覚えておらず、思い出そうとしても激しい頭痛と嘔吐感に襲われてしまい思い出せないでいた。そのため調査は停滞。いつしか迷宮入りの事件となり世間から消えていく。しかし、残された皐月はそうはいかない。街でも高校でも居場所はなく、唯一覚えている「生きなさい」という言葉を胸に毎日を生き続けている。
気まぐれ更新となると思います。皆さんの暇つぶし程度になれば…と考えています。