作品一覧全4件
連載 117エピソード
日本の東の洋上に、昂国《こうこく》はある。  そこでは、真《シン》と呼ばれる者が、人を従え、導いてきた。その中で、真の中の真と讃えられる者が三人いる。深代《みだい》・戦代《せんだい》・還代《げんだい》と、それぞれの時代で彼らは、この国の行く末を決める重大な決断を下してきた。  中でも戦代末期、四国が争う時代に生まれたオウ・青《せい》の生涯は、長く激烈な闘いの連続であった。  これはそのオウ・青と、彼と深い因縁を持つ人物、サイト・成《せい》の物語である。
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歴史[文芸]
最終更新日:2024年10月13日
オリジナル戦記 読了時間:約722分(360,748文字)
連載 完結済 35エピソード
 ある日、昂国を天変地異が襲った。  地の果てまで届くかのような轟音が、その始まりを告げた。  生き残った民は、それでも文明を蘇らせようと苦心したが、こんな時でも人心は一つにならなかった。人として生きることを望んだ大半の者たちは、祖国を捨て、海外へと逃れて行った。  それでも昂の地で生きていこうとする人がいた。その窮状を見かねて、日本を始めとする諸外国は、幾たびか救援の手を差し伸べた。  昂国の西の洋上に位置する日本からは、最も多くの救いの手がもたらされたが、いつしか彼らは|日向《ひむか》人と名乗るようになった。これまで通り救国の為と称し、昂民を〈保護〉して、九つの邦に囲い込み支配した。  一方、他国に逃れていた者達の子孫も故国に戻ろうとして来るが、日向人は受け入れなかった。無理やり侵入した者たちは、|荒斗《こうと》と呼ばれ、人以下の扱いを受けた。  日向人、昂民、荒斗、それぞれが力を増して行くにつれ、緊張も高まっていた。昂国の歴史が大きく動く【|永和還復《えいわげんぶく》】は、もうすぐそこに迫っていた。  
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歴史[文芸]
最終更新日:2020年12月25日
時代小説 読了時間:約265分(132,261文字)
連載 完結済 31エピソード
 日本の東の洋上に、昂国はある。  そこでは、真と呼ばれる者が、人を従え、導いてきた。真の統べる国は幾つも興り、深代・戦代・還代と、争いを繰り返してきた。  戦代末期、四国が争う時代において、拡大を続ける綜統国に対し、東の瑗環国も平穏ではいられなかった。  そんな中で瑗真となったショウ・源は、後世では文化人として知られ、その治世への評価は一様ではない。とはいえ、内外ともに問題を抱え、それでも闘い続けた事は事実である。  そんな彼を支え続けたものは何であったのか。以下に続くのは、十輝輪の一人の知られざる物語である。
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歴史[文芸]
最終更新日:2020年09月23日
オリジナル戦記 時代小説 読了時間:約289分(144,178文字)
連載 完結済 28エピソード
四つの宝環を求めて旅するコランは、見た目は幼子であるクイと出会う。 危険な道中であるが、人並み外れた体格を持つが泣き虫のゴウライや、本来植物以外に興味を持たない生き物のガルもまた、仲間に加わってくる。 変わり者たちは、居座り続ける異常な風巻などの困難に挑み、ついには、人の主であるヒイトの暴虐にも立ち向かう。
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ハイファンタジー[ファンタジー]
最終更新日:2020年01月05日
冒険 男主人公 古代 オリジナル世界 痛快 摩訶不思議 探求 読了時間:約202分(100,902文字)