山奥の村で平和に暮らしていた少女ディアナ。 彼女は、普通の人間と少し異なっていた。 人間の耳の変わりに生えているのは猫の耳。更には尻尾まで生えている。そして何より、この世界では希少となった魔法を操る事ができる。 ある日、ジランディア帝国が村を襲い、ディアナは囚われてしまう。 偶然、その村を通りかかった少年アル。 彼は帝国と因縁があり、それを晴らすためにディアナを利用するため、彼女を助け出すことにした。 少年と旅を続けるなかで、ディアナの中に眠っている秘密が徐々に解き明かされていく。 様々な人と出会い、助けられながら、真実を解き明かし、強大な敵に立ち向かっていく物語。 ※ｆｃ２小説とpixivの方にＵＰしているものと同一作品です。こちらに投稿するにあたり、再推敲をかけております。

傭兵ユーリは、辺境宙域を航行中しているとき海賊に襲われる。 海賊を返り討ちにしたあと、海賊艦の積荷の中からネグリアード人奴隷の兄妹とメモリーキューブを拝借した。 アルスレーナ宇宙ステーションへ向かうためにメノール宙域を航行中、撃退したはずの海賊が見たこともない艦にのって追撃してきた。

私の祖父、勇蔵はとても数奇な人生をおくっていた。 このたび、祖父が亡くなって遺品を整理していたところ、１冊の大学ノートが出てきた。 そのノートの表紙には『私の人生　～７７年の歳月を顧みて～』と記されていた。 そこには祖父が生まれてから７７歳にいたるまでの人生が細かく記されていた。 祖父から話として聞いたことはあったが、詳細を知るのは初めてだ。 以前から祖父の数奇な人生をモデルにした物語を書きたいと思っていたが、詳細を聞く前に痴呆を患い、入院中、肺炎になってしまい、回復することなく亡くなってしまった。 祖父の追悼の意味を込めて、ほぼ原文のままで公開します。