今作の主人公は、記憶がない牛侍という赤髪の女。
牛侍が眠りから目覚めると、見知らぬ場所にいて自分が誰だったのかすら覚えていなかった。
傍に置いてあった「送り主」の無い手紙を頼りに、彼女は、記憶探しの旅をする。
牛侍の旅は、個性的なたくさんの人物や美しい幻想風景が冒険を彩り豊かに染め上げていく。
とある夫婦に聞いた150年前の英雄の話や
古い遺跡で見つけた七人という英傑を描いた壁画
時折語られる過去の風景はどこか懐かしく、牛侍は、とても他人事のようには思えないでいるのだった。
牛侍の記憶はゆっくりと解けていき、次第に150年前の戦争との繋がりを見せ始めていく。
完全に記憶を取り戻した時、牛侍は何を思いどう動くのか!!
2匹の主人公が送る、200年越しの家畜ファンタジー。
その第2幕!!どうぞ、ご期待ください!!
(この作品は前作「異世界の豚」の続編作品です。)