「四年に一度、家の者が狂う」そう言い伝えられてきたアオギリの大木が、うちにはある。
しかし今までそんな人はいなかったし、自分自身もなったことがない。子どもの頃こそ怖かったが、今ではなんともないしなんの思い入れもない。
強いて言うのであれば、夏には心地よい木陰と花びらの撒く心地よい香りが気に入っている、その程度だった。
しかしある日、結衣は信じられないものを目の当たりにする——。
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