高校生である藤野 忠仁(ふじの ただひと)は、深夜自身のライフワークである異世界転移スポット探しをするために各地のパワースポットを回っていた。
スピリチュアル界では有名な神社が遠野のある地方に存在すると聞き向かってみれば、山頂にある本宮では数々の霊能者が倒れてしまうらしい。
喜び勇んで、向い境内に魔方陣を書き込んでみると何処からか怒鳴り声がする。
そちらを見れば、赤ら顔の大男と小柄な白髪の女に黒づくめの金髪の男がこちらに向かってくるではないか。
さぁ、怒られるというときに突然魔方陣が光を発し、目の前が真っ白に埋め尽くされた。