この世界の文明は魔術師によって栄えている。
あらゆる物事を魔術で生み出し繰り返すことで文明を発展させてきた彼らにとって魔術は生きていく上で必要不可欠なもの。
そしてその魔術は自分の親や魔術師学園で学び15歳になるころには教わった魔術や他の者が作った魔術を研究して新たな魔術を生み出し、それを公表したり実戦で使うことで権力や名誉を得る。
それがこの世界で生きる者の基準。
にも関わらず魔術が一切使えない12歳の少年アイン・ティスティールがひょうきんな師匠『龍水』の魔術師レイ・アビランティに魔術を教わりながら共に世界を悠遊と旅をするーーそんな物語です。