秋山 美晴(あきやま みはる)29歳OLは、孤独な生活を送っていた。
唯一の癒しはオタ活をしている時とお隣さんの少年と挨拶をする事。
マイペースで一人遊びを極めていた美晴はそんな生活を楽しく過ごしていた。
いつも通りの帰り道、癒しである少年が自殺をしようとしている所を発見する。
彼を助けたが美晴は代わりに命を落とし、気が付いた時には異世界転生していた。
前世の記憶を取り戻した時は、母が叔母様と呼んでいる存在から暴行を受けている時だった。
何か他にも既視感を感じる何かがあるが、引っかかるばかりで上手く思い出すことが出来無い。
前世からあまり物事を深く考えても仕方ないとしているので深くは考えず、夢にまでみた異世界を楽しむことに決めた前世オタク女子。
前世オタク腐女子の記憶を持つ悪役令嬢は、知らぬ間に色々なフラグをボキボキとへし折っていく。
1章 母様を助けます大作戦編
「ユリア?どこに行くって言ったのかしら?」
「まずは母様のご実家へ行って、害悪叔母様をつぶ、けちょんけちょんにしてもらいます!それから母様の愛する旦那様の元へ行きましょーう!あははははっ!!」
「ユリアああああああ!?」
2章 公爵家の養女編
「ユリア、本当にありがとう・・・あなたがいなかったらこんな幸福はありえなかったわ・・・」
「母様が幸せで私もすっごく嬉しいです!それじゃあ私はそろそろ行きますね!」
「え?ユリア!?どこに行くの??おトイレ?」
「違いますよー!このお家から出ていくんですよー、当り前じゃないですか、母様は面白いですね!偶にお手紙書きますね!お幸せにーーー」
「ユリアああああああ!?!??!?待ちなさいユリアああああああ!!」
3章 騎士団入団編
「ふふふ、どこから見ても男にしか見えません!中世的な顔万歳です!!BL万歳!!!」
「ユーリ?早くしないと団長に飯抜きにされるよ!早くいこ!!」
「今行きます!」