宮崎には天孫降臨した〈ご当地ヒーロー〉がいます。そしてヒーローの回りにはヒーローを支えている 人々がたくさんいます。 　でもヒーローがヒーローであるためには強力なライバルがいて切磋琢磨した方がより強大なヒーローになれます。 　そこで勝手ながらご当地ヒーローのライバルを描くことにしました。 　好敵手(ライバル)がいてこそ、真のヒーロー。 　尚、この作品はベリーズカフェにも投稿しています。

　那須大八郎は下野国那須郡の那須資隆の十八男。幼少期に風間谷の住民から天狗の技を教わり行商人の警護を引き受けていた。 　行商人は北は東北、南は九州まで行脚をする。九州にはいくつか平家の落人集落があった。その集落の一つ椎葉で大八郎は一人の女性と出会う。

　興梠修一郎がいつも弁当や惣菜を買うスーパーにはレジに気になる女性がいる。修一郎は自分に縁のない女性だと思っていたのだが、彼女の方が積極的に話しかけてくるようになった。 　ところが修一郎が距離を縮めようとすると彼女は離れていく。 　修一郎は彼女の真意を知りたくて行動を始めた。彼女の正体は魔女なのか、あざとい天使なのか。

　雪国の海辺の村で大雪の夜、暖をとっていた子供に雪女の魔の手が… 　その雪女が九州の宮崎にも同じように現れた。それも冬ではなく夏にである。 　雪女の祟りを科学的に淡々と語る興梠修一郎。そんな修一郎に藤川弥生は激怒した。

　大震災で日本はアメリカ・イギリス・ロシア・中国から復興支援を受けている。 　その中で、イギリスだけが密かに震災と魔法の関連性を調べていた。そのイギリスから魔法の学習と 魔術の修行のために来た留学生たちの話。 　なお、この作品はベリーズカフェにも投稿しています。

　節分にはメトロ銀座線渋谷駅から臨時便が出ます。最終電車が到着してホームが閉まったあとで。 　行先は地獄。地上で悪さをしている鬼と死後地獄に落とされそうな悪人はこの日だけ臨時便に乗り地獄に避難します。 　ヒロインの恋人は過労死しましたか、地獄が見たくて極楽に行けるのに地獄行を選びました。ヒロインは恋人に会うために節分の日、臨時便に乗ります。

　吉野由利は婚約者の梨田宗久を祖母と引き合わせるために延岡市北川町を訪れた。 　一級河川北川の支流小川は鮎の豊富な川だ。亡き祖父はここで最後の河童を見たと言う。

　少年川魚は江ノ川の川漁師。少し上流に住む鮎と言う少女に恋をした。そして龍のように強くなるため吉備真備の従者となり巧夫を学ぶため唐に渡った。

　廣尾卓は6本マフラーのオートバイに乗った仮面ヒーローが大好き。 　そのヒーローみたいに強くなりたくて、格闘技道場に通っている。

　楊貴妃は幼い頃、池に落ちた。玄武に助けられたと言われているが楊貴妃を助けたのは龍の目をした男だった。 　その男と再び会ったのは死の直前だった。