ニコライ・ビエフは六歳の朝、自らの中に別の存在が宿ったのに気付いた。
それは『寝取り・寝取られ』というジャンルをこよなく愛し、未来の出来事を知る不思議な存在。
ニコライは自身の内側に住むモノを『内なる神』と称し、敬い、彼の意志――いずれ出会う運命の相手を幸せに導くという、『寝取り男』になることを目指す。
内なる神は囁く。
この世界の名は『乙女ゲーム』。
涙に濡れる少女を必ず救え、と。
これは乙女ゲームの悪役令嬢を寝取るという、本来用意されていない攻略ルートに挑む開拓者達の物語である。
※『ざまぁ』『無双』『ハーレム』『暴力的』といった描写はありません。
また、乙女ゲー的な『学力』や『容姿』等のステータスは存在する世界ですが、RPGのような『レベル』は存在しません。ステータスの方もすぐに形骸化します。
これらを期待されている方はブラウザバックを推奨します。
なろうでは必修と思しき悪役令嬢ものによる二作目です。すみません許してください何でも許してください。
一応、最後までのプロットもどきは用意してあります。今回は前作のように手元での完結はしておりませんが、完結まで二十万字はいかないと思うので、ある意味安心設計となります。
身分差 乙女ゲーム 悪役令嬢 スクールラブ 青春 ラブコメ 男主人公 シナリオ破壊 寝取り 寝取られ ハッピーエンド 現地主人公
読了時間:約204分(101,869文字)