ごくごく平凡な浪人生――夜闇雷斗19歳――
雷斗はラノベを読んでから異世界に憧れ、地球という世界は退屈だと思っていた。
そんなある日、車に轢かれそうになった女の子を助け、雷斗は死んでしまう。
死んで天界に着いたとき、神に異世界に転生してその世界を救う鍵になってほしいと言われ、雷斗は大いに歓喜し転生することになった。
雷斗は転生し、始めは喜んでいたが、現実はそう甘くなかった。生まれながらにして持つユニークスキル《静電気》は無能、5歳で神から与えられる職業もハズレ枠の『ネクロマンサー』だった。周りの人間からは馬鹿にされる日々、家族も自分のせいでさまざまな迫害を受けていた。
嵐の夜、家族のために家出を決心し森の中を歩いていると凶悪な魔物に遭遇し生きることを諦めた。しかしそのとき!…