高校三年生であった青木竜は日常生活に飽き飽きしていた。自分が居ても居なくても変わらないこの世界。生きている意味も価値も見いだせない世界。漠然と死にたいという気持ちを抱きながら生きていた彼が異世界転移させられる。しかし、出会ったのは老いた神でもなく子供の神でもなく可愛い女神でもなく、布の塊の死神であった。

科学技術が発達した世界、脳を覚醒させることにより通称「脳力」と呼ばれる異能が発見された。 脳力は人により様々であるが、ある程度親の能力が子に遺伝することがわかっている。 そんな世の中では、脳力の系統別に最強であると判断された家系のことを纏めて明家と呼ばれている。 炎系統の脳力において明家である龍野家の長男、陽は脳力覚醒の際に暴発し無脳のレッテルを貼られる。 そんな彼が高校生となり、友達を作り青春するために日々奮闘する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 小説を書き始めた初心者です。何度も修正を行うかもしれませんが長い目で見てくださるとありがたいです。