東条大河は至って普通の高校生である。特筆すべきところもない本当に普通の。
そんな彼はごく当たり前に普通の生活を送っていた。友達と駄弁り、あまり好きでもない勉強は程々に、また彼には好きな人もいた。
彼はそんな生活に飽き飽きし、刺激を求めていたが、同時にその日常を愛してもいた。
しかし、ある日そんな日常は崩れ去る。世界が突然に変質したのだ。そして彼の前に世界を変化させた神が現れる。
その神は言った、「お前の望む力をやろう。」と。東条は答えた、「生き残れそうな力を下さい!」と。これはそんな一般的な高校生であるはずの彼が変質した世界を救う物語である。