咄嗟だった。死ぬなんて考えていなかった。
帰り道。駅のホームで好きな子と電車を待っていた。瞬間、彼女の体が線路に投げ出される。
――あ、やばい……。
そう思った時には、体が動いていた。
次に見た光景は、迫ってくるこの駅では止まらない電車。
明確に自分自身に近づいてくる『死』。
そう。もうすぐ、俺は死ぬ。
(2日に一回は更新する予定ではありますが、思うように筆が進まないなどの理由もありますので、なにぶん温かい目で見守っていただけると幸いです。感想など頂けましたら、励みになります)
※誠に申し訳ございません。タイトルは現在仮としておりまして、変更する可能性があります。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。