『罪』………それは人が生まれながらにして背負う運命。
それは、傷であり。簡単に癒えることはない。人はその傷を負いながら生きている。
『罪』………それは他の人々にも傷を負わせる。人はその傷と向き合いながら日々を過ごし、幸せを得る。
だが、人は時に一生癒えない傷を負い、一生癒えない傷を負わせる。
ある人物は我が身の娯楽が為に『罪』を犯し、癒えない傷を負った。そして、それ以上に多くの人々癒えない傷を負わせ、自分の『罪』を隠した。
ある人物は守ろうと正しき行いをしたがた為に、癒えない『罪』を負い、守ろうとしたものは『罪』さえも負えなくなってしまった。
この物語は『罪』という名の傷を負った者《罪人》の自分勝手な罪滅ぼしである。