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連載 完結済 53エピソード
リーズはバシュラール辺境伯家の長女だ。バシュラール家の女子は、ラオネルの巫女と呼ばれる巫女の加護の力を時が来たら得る家系で、リーズもそれに違わず巫女の力を得るために王城で巫女教育を受けながら生活をしていた。 巫女の加護の力は体が大人の準備ができた頃に発現する。つまり初潮を迎えた頃だ。そして、その力は結婚して純潔を散らすと力が強まり定着するが、20歳までにそれをしなければ逆に消えてしまう。 そのためリーズも早めに結婚相手を決めておかなければならなかった。いつもリーズに意地悪をしてくる王太子のジェラルドを必死で避け、リーズの願い通りに兄の親友である憧れのエグモントと婚約を結ぶことが出来た。 そんな幸せの絶頂であったのに、婚約からまもなくしてエグモントは事件に巻き込まれて命を落としてしまう。悲しみのどん底の中で、リーズが願ったのはエグモントにまた会うことだった。それが巫女の加護の力を得るタイミングと重なり、リーズは現の死者(うつつのししゃ)と呼ばれる存在になったエグモントと交流することが出来るようになった。 このお話は、そんなリーズの成長譚です。 ※本編完結。番外編(エグモント編全6話、ジェラルド編全8話)完了いたしました。これにて完結です。 ※子供の頃から成長しながら話が進みます。 ※激しい描写はありませんが、それを匂わすような単語はチラホラ出てきます。(R有りはムーンライトノベルズに同時投稿しております) ※ハピエンだと思って書きましたが、読み方によってはハピエンだと思ってもらえない可能性もあります。 ※人の生死の概念が若干現代とはズレている部分があるかもしれません。
作品情報
異世界[恋愛] R15残酷な描写あり
最終更新日:2024年01月25日
女主人公 西洋 多分ハピエン 特殊能力 異世界 巫女の力 成長譚 死者のいる世界 共依存 ヤンデレ騎士 ツンデレ王太子 読了時間:約453分(226,453文字)