「副会長になってもらえないかしら?」
平穏な日常を望む高校二年生の麻倉麻胡(あさくらまこ)は、全校生徒の憧れである生徒会長、冬月夜(そよつぎよる)に突然声をかけられる。その一言をきっかけに、麻胡の静かな日常は音を立てて崩れ始めた。
幼い頃に経験した悲しい過去。
それ以来、転校を繰り返してきた麻胡は、人間関係を深めることに臆病になり、ただ平穏な日々を望んでいた。しかし、夜をはじめとする三人の少女たちとの出会いが、彼の心を揺さぶっていく。
全校生徒の憧れで、誰もが認めるカリスマ性を持つ三年生の生徒会長・冬月夜(そよづきよる)。
ノルウェーと日本のハーフで、儚げな雰囲気を漂わせる一年生の図書委員・九条エルセ(くじょうえるせ)。
そして、入試以来学年一位を誇る秀才で、日本人形のような美しさを持つ同級生・折田深澄(おりたみすみ)。
誰もが羨む彼女たちだが、その輝きの裏には、それぞれが抱える「心の傷」が隠されているようだった。
彼女たちとの出会いが、麻胡の平穏な日常を奪い去り、波乱の日々へと引き込んでいく。
平凡だったはずの高校生活は、恋と非日常が交錯する旋律を奏で始める──。
平穏を奪う恋の旋律が、今、奏でられる。
※投稿の励みになりますので、少しでも良いと思われた方はブックマーク・評価などしていただけますと幸いです。
※2025/5/19からしばらく毎日更新
シリアス ほのぼの 男主人公 学園 日常 青春 年の差 スクールラブ ラブコメ ハーレム? 恋愛 生徒会 純愛 真面目 トラウマ
読了時間:約162分(80,794文字)