とある一人ぼっちの幼い少女が公園で『死神』を名乗るおしゃべりな嘘つきと出会う。
嘘付きな『死神』は、少女に中身のない話をし続け、少女はその温かさを拠り所にしてしまう。
『死神』と話し、嘘を見破り、時には歌を歌い合い、、少女は何か忘れていることを思い出す。
大人への階段を昇る為のサナギ…その中身は全てが真実なのか、虚構と現実なのか、それとも全て嘘なのか。すべての答えは『かくれんぼ』。
これは読んだ人にサナギを託す物語です。
サナギから生まれる物は?サナギが羽化した姿は一体?
真実は『かくれんぼ』でも、答えは誰しもの心の中にあります。あなたのサナギからは何が生まれどんな答えが出ますか?